2024年06月11日

バリアフリーリフォームで補助金は使える?工事内容や注意点も解説

高齢になってくると筋力や感覚が衰えてきます。長年住んでいる自宅でも少しの段差で転んだり、少しの動作でバランスを崩したりしやすくなるでしょう。高齢者が家での事故を防ぐために、バリアフリーリフォームがおすすめです。費用や工事内容が分からず不安な方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、バリアフリーリフォームで補助金は使えるかについてご紹介します。リフォームの内容や注意点も説明するのでぜひ参考にしてみてください。

1. バリアフリーリフォームで使える補助金

バリアフリーリフォームで使える補助金についてご紹介します。

1-1. 介護保険の住宅改修支援制度

バリアフリーリフォームでは、費用が一部支給される場合もあります。対象となるのは要介護または要支援の認定を受けている場合です。手すりの取り付けや段差の解消、床材の変更など、安心して暮らすために必要な工事が対象となります。希望するすべてのリフォームが対象となるわけではありません。事前にケアマネージャーなどへ相談し、必要だと判断されたもののみです。補助金を使う場合は着工前に目的やプランを記載した申請書の提出が必要です。

1-2. 自治体の補助金

高齢者や障害者がリフォームを必要とした場合、自治体によっては補助制度が整っています。条件や補助金限度額は自治体によって異なります。バリアフリーリフォームは、主に予防が目的である場合は補助率が低い傾向です。日常生活に支障が出ているケースでは補助率が高い傾向があるようです。自治体によって申込み方法が異なるため事前に確認しましょう。

2. バリアフリーリフォームの工事内容

バリアフリーリフォームの工事内容についてご紹介します。

2-1. 手すりの設置

バリアフリーリフォームでは手すりの設置を行う方が多くいます。階段を上がる時、壁をつたって歩くのは危険です。身体を支えるために手すりの設置を検討しましょう。階段だけでなく小さな段差など、バランスを崩しやすい箇所に設置するのがおすすめです。手すりを設置する際は、壁の下地工事をきちんと行うことが重要です。設置時には使う人に合わせて高さや位置を決めましょう。

2-2. 段差の解消

ほんのわずかな段差でもつまずく原因になります。とくに足腰の弱い方にとっては負担となるでしょう。そのような場合、段差を解消するリフォームがおすすめです。段差を解消するためには、スロープの設置や床のかさ上げ、式台の設置など、さまざまな方法があります。段差を解消したい箇所に合わせて適切な方法を選びましょう。

2-3. お風呂

お風呂は転倒のリスクが高い場所です。濡れた床を歩く時や浴槽をまたぐ時にバランスを崩す可能性があり、転倒に注意が必要です。高齢者は転倒によって骨折するリスクが高まります。また、頭部外傷や湯船で溺れる危険性もあります。お風呂をバリアフリーにすることで、介護する側の負担も減るでしょう。お風呂の介助は、中腰になったり身体を支えたり体に負荷がかかります。 そのため、長期的に負担がかかると、介護している人がケガをする可能性もあるでしょう。リフォームで滑りにくい床にしたり浴槽の高さを変更したり、手すりを設置したりすることで介護する側も楽になります。一般的に入りやすいと言われている浴槽の高さは30〜40cmです。より入りやすくするために、浴槽の3分の1ほどが床に埋め込まれている半埋め込み式もおすすめです。浴槽が深い場合は浅いタイプへ変更することで、溺れるリスクを減らせるでしょう。

3. バリアフリーリフォーム補助金の注意点

バリアフリーリフォーム補助金の注意点についてご紹介します。

3-1. リフォーム着工前に申請する

リフォーム補助金制度を活用したい場合、着工前に申請が必要です。工事開始後や工事完了後に申請をしても補助金の対象とならないため注意しましょう。またいつまでに工事を完了させるか決められているケースも多いため、条件を確認して工事の日程を調整することが重要です。

3-2. 早く締め切られる場合もある

多くの補助金制度が、予算の上限に達すると締め切られます。まだ受付中だから大丈夫と油断せず、可能な限り早く申請手続きを行いましょう。ただし公募期間前に応募しても助成対象外となるため、計画的に申請することが大切です。

4. まとめ

今回は、バリアフリーリフォームで補助金は使えるかについてご紹介しました。バリアフリーリフォームはさまざまな減税制度や補助金制度が使えます。リフォーム業者によってはスムーズに補助を受けられるようサポートしてもらえるかもしれません。バリアフリーリフォームで補助金を使いたい方は、役所やリフォーム業者に相談しましょう。
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