トイレリフォーム費用相場はどのくらい？施工別の料金について解説！

トイレリフォームを検討している人にとって気になるのは、費用がどの程度かかるかという点です。トイレリフォームと言っても、施工内容はいろいろとあります。どのような内容にするかでも費用は変わってくるので、ここで詳しく見ていきます。

トイレリフォームを行った人たちは、どの程度の費用をかけているのでしょうか？費用に関するデータはいろいろと出ているので、まずはそちらを見ていきましょう。

データを見てみると、全体の9割が30万円以内に収まっているようです。節水トイレへの交換や温水洗浄便座セットに取り換えるなど便器本体の施工だけであれば、大方15万円以内でお願いできます。さらに床や壁紙に張り替えまでも依頼するとなると、15～30万円程度かかってきます。

費用相場は一戸建てとマンションとで、あまり大きな違いはありません。ただしマンションの場合、排水方式や設置環境によっては費用が変わってくる可能性もあるので注意してください。たとえば壁排水を採用されている建物やスペースが狭い場合には、設置できるトイレに制約が出てくることもあります。

さらに賃貸物件の場合、トイレリフォームすること自体は可能です。ただし建物のオーナーや管理組合への許可申請が必要になります。またマイホームの場合も管理規約で、トイレリフォームに制約の伴う場合があります。自分が希望する工事は可能か、管理規約で事前確認しておきましょう。

トイレリフォームの全体的な費用相場についてわかったところで、今回は施工内容別の相場について見ていきます。ここでは和式トイレから洋式トイレの費用の相場と床の張替え費用の相場について、それぞれ紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

築年数の古い住宅を中心に、和式トイレが採用されている自宅もあるでしょう。もし洋式トイレに変更する場合、30～40万円程度かかるのが相場です。上で紹介した相場よりもやや高めと言えます。これはトイレの撤去や床材の交換、温水洗浄便座を取り入れる場合、コンセントを新設するなどさまざまな工程が必要になるためです。

さらに和式の場合、水洗ではなく汲み取り式のところもあるでしょう。この場合、トイレだけでなく便槽を撤去しなければなりません。浄化槽を新たに設置する必要もあるので、大掛かりな工事になるでしょう。場合によっては100万円以上かかる可能性もあります。複数の業者に依頼して、見積もりを取っておくのがおすすめです。

和式から洋式に変更するのは、さまざまな恩恵があります。とくに足腰への負担が軽減されるのは大きなメリットです。今は大丈夫でも年齢を重ねて足腰が弱くなった時のことを考えると、早めに交換したほうが良いでしょう。また節水効果も期待できます。和式トイレの場合、1回の水洗で20リットル程度水を使用します。一方で最新の洋式は5リットル以下の水しか使用しません。水道代の節約効果が見込めるわけです。

トイレ本体ではなく、床の張替えだけを依頼する場合4～8万円程度が相場と考えてください。ただしどの床材に張り替えるかによって、費用は結構変わってきます。

もっとも安上がりなのは、クッションフロアです。2～4万円程度が相場だと思ってください。一方タイルフロアやハピアフロアに張り替える場合、費用は5～12万円が相場になります。いずれも耐水性や耐久性に優れた床材です。また機能性もタイルやハピアフロアのほうが長けています。たとえば消臭性や調湿性に優れた機能もあるので、機能性にこだわりのある人は多少費用が高くなってもタイルやハピアフロアを選択するのも一考です。

トイレの床も長年使用すると、徐々に劣化します。クッションフロアで約10年、タイルでも15年程度で張り替えのタイミングになると考えてください。また場合によっては、本体をいったん撤去して張り替えないといけない可能性もあります。床の張替えを機に、トイレ本体も新しいものに交換してしまうのも選択肢の一つです。