2024年06月11日

これで荷物がすっきり片付く!収納リフォームのアイデアについて解説

家の中で荷物が溜まりがちな場所は、玄関やリビング、キッチンです。雑誌や手芸用品、子どものおもちゃや食品ストックなど、モノが増えるのを抑えきれません。しかし、上手に収納スペースを確保すれば、住空間がすっきり片付き、家族みんなが気持ちよく過ごせます。今回は、これらの空間における収納リフォームのアイデアをご紹介します。

1. 玄関における収納リフォームのアイデア

玄関における収納リフォームのアイデアとして、以下があげられます。

1-1. 玄関は家の顔

玄関は家の顔とも言えるスペースです。そこで家族や訪れる人々を出迎えるわけですから、いつもきれいで片付いている状態が理想です。しかし、実際のところ靴やコート、鞄など、身の回りの荷物が次々と置かれていく傾向にあります。そうなれば、せっかくの玄関も雑然とした印象を与えかねません。そこで収納リフォームが重要になってきます。

1-2. シューズクロークの有効活用

靴はその最たる例となります。働く家族全員の靴に加え、子どもの成長に伴って買い替える靴もあり、気づけば多くの靴が玄関に置かれています。収納リフォームのポイントは、まずシューズクロークを大型にすることです。奥行きを深くして、通勤靴から子どもの上履き、長靴まで余裕をもって収納できるスペースを確保しましょう。

1-3. 壁面収納の設置

次に壁面収納の設置も有効な手段です。カウンター上に鍵やメモ用紙、筆記用具を置くことで玄関は散らかりがちですが、壁面収納を設けることで解決できます。また、コートなども吊り下げられるので、掛け場所に困ることもありません。さらに棚スペースなら帽子やマフラー、手袋なども美しく収まります。

1-4. 収納の中身まで意識する

このように収納スペースを増やすことは大切ですが、その中身の収納術にもこだわりたいものです。シューズクロークの中には、靴の種類ごとに仕切りを設けて区分けしましょう。壁面収納の中も同様に、コートを掛けるスペースや鞄を置くスペース、帽子を置くスペースなどをしっかりと用途分けをすれば、探し物に困ることもなくなります。

1-5. 上手に省スペース化する

玄関は広さに限りがあります。それゆえ収納リフォームに際しては、デッドスペースを省スペース化することも重要なポイントです。階段の下の空間に収納を作り付けたり、廊下の突き当たりの空きスペースを活用したりと、使われていない空間を上手く利用すれば、思わぬ収納スペースが生まれます。

2. リビングにおける収納リフォームのアイデア

リビングにおける収納リフォームのアイデアですが、主に以下となります。

2-1. リビングは家族の癒やし空間

リビングは家族が集う空間であり、くつろぎの場でもあります。生活感のあるリビングは良いのですが、モノが散らかりすぎると生活の質が下がってしまいます。本や雑誌、子どものおもちゃや手芸用品など、身の回りのモノがリビングに溢れがちです。上手な収納リフォームですっきりとした空間を保てば、心地よい時間を過ごせます。

2-2. 壁面収納で隠して美しく

リビングの収納リフォームのメインはやはり壁面収納の設置です。テレビ周りはAV機器の収納を、窓際には本や雑誌の収納を造作しましょう。オープン収納にすれば取り出しやすく、扉付きにすれば散らかりも隠せます。造作家具は見た目もすっきりとしているので、リビングの雰囲気を損ないません。

2-3. 収納家具の上手な選び方

壁面収納とは別に、収納家具を上手に選ぶのもポイントです。子どものおもちゃ入れはカラーボックスがおすすめです。雑誌や書籍は高さのあるキャビネットを選びましょう。どの収納家具も幅が広すぎると圧迫感が出てしまうので、コンパクトなものを複数組み合わせるのがベストです。

2-4. 家具で区切ってすっきり

リフォームのついでに、家具の配置を工夫するのも良いアイデアです。収納棚でリビングとダイニングを仕切ると、空間がすっきりと区切られて見えます。収納もできて一石二鳥です。または、キャビネットで寝室と仕切ることもできます。プライバシーを守りながら、リビングの雰囲気もガラリと変わります。

2-5. 小物の収納にもこだわる

これまでは大きな収納について説明してきましたが、小物の収納にもこだわるべきです。リモコンやメガネ、ペン立てなど、リビングにはちょっとした小物が所狭しと置かれがちです。そういった小さな収納もリビング全体の雰囲気に影響します。引き出しやトレーなどの小収納アイテムを用意し、リビングの美しさを妨げないように気をつけましょう。

3. キッチンにおける収納リフォームのアイデア

キッチンにおける収納リフォームのアイデアとしてあげられるのは、以下の4つです。

3-1. キッチンは家事の神殿

キッチンは家事の中心であり、家族の健康が守られる大切な場所です。しかし、調理器具や食材、食品ストックなどが雑然と置かれていると、使い勝手が悪くなるばかりか不衛生にもなりかねません。収納リフォームで器具や食材をすっきりと収納できれば、キッチンがより機能的で清潔な空間になります。

3-2. 吊り戸棚の賢い活用術

キッチンの収納リフォームと言えば、何よりも吊り戸棚の工夫が欠かせません。吊り戸棚には調理器具を収納するのが一般的であるものの、深さを確保し、効率的に収納すれば驚くほど多くのモノが入ります。フライパンやボール、鍋などは立てて収納すれば場所を取りません。さらに扉の内側にも小物を吊るせば、無駄なスペースはなくなります。

3-3. カウンター下の収納テク

次に意識したいのが、カウンター下の収納です。カウンター下は放置されがちな空間ですが、引き出しやスライド式の収納を設ければ、スムーズに使えるようになります。キッチン小物や食品ストック、ラップやホイル、ボトル類など、あらゆるものをカウンター下に収納できます。奥行きのある収納なら立てて収納も可能です。

3-4. パントリー(食品庫)の活用

キッチンに隣接する小さなパントリースペースがあれば、それは収納リフォームの大きな可能性を秘めています。パントリーを食品庫として収納スペースを確保すれば、キッチン本体はずっとすっきりと使えるようになるのです。キッチンの手狭さを解消するうえで、パントリー活用はかなり有効なアイデアです。

4. まとめ

収納を工夫することで、家の中が見た目にもすっきりとし、生活空間が広く感じられるようになります。さらに効率的な家事動線や家族のプライバシー確保にも役立ちます。住宅リフォームは予算面でハードルが高いものの、上手に収納スペースを設計すれば、そのメリットは計り知れません。ぜひ参考にしていただき、快適で機能的な住まいづくりを目指してみましょう。
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