2024年06月11日

蛇口修理は自分でできる?業者に依頼した方がいいケースについても解説

家の中にある蛇口は、1日に何度も使われるため故障しやすいパーツなのはご存知でしょうか。水がポタポタ漏れている、水の出が悪い、水がきちんと止まらないなどトラブルの起きている蛇口も少なくありません。また、大量の水があふれ出すなど速やかに修理が必要な場合もあって、自分で修理しようと考える人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、蛇口修理は自分でできるか、業者に依頼した方がいいケースにはどのようなものがあるのか、お話ししていきましょう。

1. 蛇口が故障したら、まずすることとは?

蛇口が故障したら、焦らずまずは次の応急処置をしてみましょう。

1-1. 止水栓を閉める

蛇口が故障した際、多くの場合は水がポタポタ垂れたり水たまりができたりして、水漏れが起こるはずです。水漏れを発見したら、すぐに止水栓を閉めて応急処置をしましょう。水漏れを起こしている蛇口が特定できるなら、その蛇口手前の止水栓を閉めましょう。その蛇口への給水がストップして、とりあえず水を止められます。

万が一、どの蛇口から水漏れしているかわからない場合には、水道の元栓自体を閉めてしまいましょう。大部分は敷地内の地面に埋まっていて、「止水栓」と書かれた蓋の中にあるはずです。止水栓がどこかわからない、止水栓を閉めたのに水漏れが治まらない時にも、水道の元栓を閉めるといいでしょう。

1-2. 水漏れ箇所の特定

止水栓を閉めて水を止めたら、故障している蛇口のどの部分が水漏れを起こしているのかを調べます。パイプ先端なら、バルブカートリッジの劣化や水栓コマの劣化、ハンドルやレバーの下なら、ナットの緩みや三角パッキンの劣化が考えられます。パイクと蛇口の接続された部分ならUパッキンの劣化やナットの緩み、蛇口の設置部分や壁の近くならクランクパッキンやОVパッキン、シールテープの劣化などが、考えられるでしょう。

1-3. 各所への連絡

アパートやマンションなど賃貸物件の場合、まずは管理会社や大家さんに連絡しましょう。勝手に自分で修理してしまったり、自分で業者を呼んだりすると、トラブルになりかねません。また、蛇口の故障が経年劣化によるものだった場合には、修理代金は大家さんや管理会社の負担になるので、自分で勝手に動かない方がいいでしょう。

2. 蛇口の修理を自分でできるかの見極め方

蛇口を自分出修理できるかどうかは、次の点を考えてみるといいでしょう。

2-1. 漏れている水の量

漏れている水が少量だった場合には自分で修理できるかもしれませんが、水が凄い勢いであふれ出すように漏れている場合には、業者に任せた方がいいでしょう。水量が多い時には、故障が複数個所に及んでいることも多くあります。

2-2. 部品や修理箇所が外せるか

修理するには、部品や修理箇所を外さなければなりません。部品が固いなどで難しい場合には、無理せず業者に依頼した方が無難です。違う場所を修理してしまった場合、さらなるトラブルにつながってしまう恐れもあります。

2-3. 原因が特定できるか

故障の原因が特定できない場合には、迷わず専門業者に連絡しましょう。

2-4. 自分で修理する自信があるか

比較的簡単な、業者に依頼しなくても自分で修理できる範囲の故障であっても、修理についてのある程度の知識・技術がなければ難しいでしょう。自分で修理する自信のない限りは、業者に依頼するのがおすすめです。

2-5. 工具が揃っているか

ナットやボルトを回すモンキーレンチやねじの取り外しをするドライバーなどは、家庭にもあるかもしれません。ただし、蛇口の修理には、水道管をつかむウォーターポンププライヤーや配管の接続部分の隙間を埋めるシールテープ、固くなった水栓を開けるための水栓レンチなど専門的な工具・用品も必要になります。自宅になければ、揃えなければなりません。急を要する場合など、工具を揃えるより業者を呼んだ方が早いでしょう。

3. 専門業者に依頼した方がいい蛇口修理とは?

自分で修理せず、専門業者に依頼した方がいいケースには、次のようなものがあります。

3-1. 蛇口の設置から10年以上経っている場合

一般的に、蛇口の寿命はおよそ10年だといわれています。その場合には、修理したとしても本体の交換が必要になることが多いでしょう。設置から10年経っているなら、自分出修理したり、パーツのみを交換したりしても、結局は他から水漏れすることも大いにあり得ます。業者に見てもらって、蛇口を新しいものに交換するリフォームをした方がいいでしょう。

3-2. タッチレス(センサー式)の蛇口の場合

蛇口をひねったりレバーを上げたりしなくても、手をかざすだけで水の出るセンサーが搭載されたタッチレス(センサー式)蛇口の場合、自分で分解してしまうと、故障のリスクが大きいでしょう。センサーは精密機器が内蔵されているので、自分で触る前に業者に依頼するのがおすすめです。

4. まとめ

蛇口は、1日に何度も使う個所だけに、故障やトラブルが多いパーツです。蛇口には精密機器の搭載されたタイプもあり、自分で修理すると故障の原因になりかねません。また、水漏れの激しい場合や複数個所から漏れている場合なども多いので、専門業者に修理を依頼した方がいいでしょう。また、10年経っている水道などは、新しいものにリフォームするのもおすすめです。

「株式会社ミライズ」は、水回りリフォームの専門店です。蛇口の故障をきっかけに、日々進化し便利で機能的なモデルが発売されている蛇口にリフォームする人も多くいます。蛇口のリフォームをお考えの方は、まずはお気軽にお問い合わせください。