家族が大半の時間を過ごすリビングは、ちょっとした変化で雰囲気や気分を大きく変えられます。また、家族が多くの時間を過ごす分、気づかぬうちに汚れや傷なども増えてしまっているのではないでしょうか。

そこでおすすめなのが、リビングをより快適に過ごすためのリビングリフォームです。近年DIYを趣味にしている人も多いため、リビングリフォームをDIYしようと考える人もいるかもしれません。そこで今回は、リビングリフォームの中でDIYできる工事・業者に任せた方がいい工事を解説していきましょう。

主なリビングリフォームの内容には、次のような工事が挙げられます。

天井や壁はリビングの中でも大きな面積を占めています。家族の集まるリビングの壁は、手垢などで汚れやすく、毎日暮らしていると気づかないものの実は薄汚れてしまっているところだといえるでしょう。天井のクロスも、実はタバコのヤニなどで汚れてしまっているケースが多々あります。天井や壁のクロスを張り替えることで、印象をがらりと変える効果が期待できるでしょう。

天井・壁のクロスでもっともメジャーなものが、ビニールクロスです。手入れしやすくコスパもいいので、バリエーションも豊富に販売されています。珪藻土や漆喰の壁も、塗り壁による風合いが人気を集めていて、リビングに高級感を与えられるでしょう。タイルをアクセントにするのも、おしゃれに決まります。

独特な風合いがあり色や柄も豊富で、印刷や型押しによる柄が入っているものも人気の紙クロスや布クロスは、リビングにおいてはあまり使われてはいません。

壁や天井とともに、床も面積が広いのでリフォームした時に部屋の印象を大きく変えられます。濃い色なら落ち着いたシックな印象、明るい木材ならカジュアルな印象に変えられるでしょう。床暖房をつけるのもおすすめです。

収納が少なく、リビングが散らかりがちな場合、壁面収納を作りつけて収納のスペースを増やすのもおすすめです。一般的なクローゼットはもちろん、壁面全体をブックシェルフにするなどもいいでしょう。

リビングの一角を畳敷きの和室スペースにするのが主流となっています。実際に住んでみて和室スペースが不要なら、フローリングに変更するリフォームが可能です。また、和室スペースを作らなかったものの畳の上でくつろぎたいからと、リビングの一角を和室スペースにするリフォームをするのもいいいでしょう。

リビングリフォームの中でも、自分でDIYに挑戦できるものには、次のようなものが考えられます。

壁紙を張り替えるリフォームは、DIYで挑戦できる部分だといえます。あらかじめ壁紙に糊のついているタイプも売られており、DIYでもきれいに仕上がるでしょう。塗り替えも可能ですが、道具をそろえる必要があり、工程も難しいので失敗してしまう可能性もあります。壁全体ではなく、一部分だけ張り替えたり塗り替えたりする、ウォールステッカーを貼るなどに留めた方が無難でしょう。

フロア用クッションフロアはフローリング風のものなどさまざまな種類があり、張り替えもDIYで挑戦できる難易度でしょう。床材を撤去するような大掛かりなリフォームはDIYでは難しいものの、既存の床の上から重ね張りできるタイプならDIYでも可能です。

テレビボードなど大きな家具を塗装して色を変えるだけでも、リビングの雰囲気は大きく変わるはずです。古くなり塗装の落ちた家具を、好みの色に塗り替えて使えばより愛着もわくでしょう。

リビングリフォームの中でも、自分でDIYせずリフォーム業者に任せた方がいい工事には次のようなものが挙げられます。

壁を撤去するなど大幅に間取りを変更したい場合には、リフォーム業者に任せましょう。たとえDIYが得意な人でも、途中まで壊してしまってからギブアップして業者に依頼することになりかねません。

照明の位置を変える、ンセントを増設するなど、電気工事を伴うものは専門資格を有する人でなければできないことになっています。感電の恐れもあるので、無資格なのにDIYに挑戦するのは大変危険です。

リビングの一角にあるキッチンのリフォームなど、水回りの工事を伴うリフォームも、難易度の大変高いものです。排水管の移動など、専門資格の必要な工事も多々あるので、専門業者に任せましょう。