2024年06月11日

収納リフォームで家を美しく機能的に!収納術の事例やコツを解説

住まいの賃貸・売買を検討する際、「収納スペースが十分にあるか」は大きな関心事です。しかし、実際に住んでみると手狭で使い勝手が悪いことも少なくありません。そのような収納難は、リフォームで解決できます。今回は、戸建て・マンション・アパートなど、さまざまな住まいに関する収納リフォームの事例やコツについてご紹介します。

1. 収納リフォームの事例

戸建てやマンションなど、それぞれのスタイル別における収納リフォームの事例は以下のとおりです。

1-1. 戸建て住宅で家族のための収納リフォーム

戸建て住宅の収納リフォームでは、家族構成や生活スタイルに合わせた設計が何より重要です。夫婦と子ども2人の4人家族が行ったリフォームはその好例です。

まずは廊下の一角にロッカータイプの収納棚を設置することで、子ども達の荷物やレジャー用品をすっきりと収められるようになりました。さらに階段下の無駄なスペースにも収納棚を造作し、ストックしておきたい衣類や書籍の収納に充てています。玄関まわりの荷物はすべてここに収められ、家族全員が気持ち良く出入りできるようになりました。

1-2. 高級感ある収納で賃貸マンションをグレードアップ

収納リフォームは賃貸マンションでも有効な手段です。賃貸マンション1室をリフォームした事例が参考になります。限られた空間を最大限に活用する、プロならではの収納設計力が光ります。

リビングには床に沿ってシューズクロークを設置しました。開閉式のオープン収納で、来客時の靴の置き場所にも困りません。玄関もすっきりとした印象になりました。寝室にはウォークインクロゼットを造作し、衣類だけでなく寝間着や書籍なども収納できるようになりました。扉を閉めれば生活感は隠されるので、お客様を家に招くシーンでも安心です。

1-3. 賃貸でも大胆なリフォームで開放的な住空間に

賃貸物件でのリフォームにはさまざまな制約がある一方で、大胆なアイデアを取り入れれば大きな変化をもたらせます。ある単身女性が最近入居したばかりの賃貸アパートで行った間取り変更は、まさにそうした事例の一つです。

従来の間取りでは、玄関からキッチンに至る動線の間に間仕切り壁がありました。この壁を取り払うという大がかりなリフォームを施したのです。するとリビングとキッチンが一体化し、非常に開放的な空間が生まれました。キッチン背面の壁際には大型の家具収納棚を設置。食器や調理器具はもちろん、寝間着や書籍なども収納できるようになりました。

2. 各事例から学ぶ収納術のコツ

各事例から学ぶ収納術のコツとして、以下の4つがあげられます。

2-1. 無駄なスペースを活用する

収納術の基本中の基本は、無駄なスペースを最大限に活用することです。先ほどの戸建て住宅の事例で紹介した通り、廊下の一角やくぼみ、階段下のデッドスペースなどに収納棚を設置すれば、見た目もすっきりします。一般的に無駄と思われがちな場所を有効活用するアイデアこそ、うまく収納できるかどうかの肝心なポイントなのです。

たとえば玄関まわりにも無駄なスペースは潜んでいます。シューズクロークをうまく設置すれば、靴の収納に困らなくなります。さらに上部の空間も活用すれば、帽子や傘立ての収納にも効果的です。日本の住宅事情ではとくに狭さが課題ですので、こうした工夫があれば快適な住空間は確保できます。

2-2. オープン収納で開放感を保つ

一方で、収納をすべて扉で隠すのではなく、オープンなタイプのアイデアも収納術のコツです。マンションの事例でご紹介したように、リビングにシューズクロークを設置したり、ウォークインクロゼットを造作したりすることで、閉塞感のない開放的な空間が生まれます。オープンな収納は空間を広く見せる効果もあり、モノが多く置かれがちな日本の住宅事情では、非常に重要なテクニックです。

2-3. 目的別に区切り使い勝手を高める

アパート・賃貸の事例で見た通り、間仕切り壁を取り払うことで新たな収納スペースが生まれる一方で、目的別に区切ることも大切なコツです。キッチンと家事スペース、リビングとプライベートゾーンなど、動線やメリハリをつけながら収納を分ければ、それぞれの用途に合ったモノの区別ができて使い勝手も格段に良くなります。

とくに家族がいる戸建て住宅では、家族構成やライフスタイルに合わせた区切りが重要です。子ども部屋と大人ゾーンを明確に分けたり、趣味の収納と生活用品の収納を分けたりと、暮らし方に応じて柔軟に対応できることが理想的です。プロの提案を参考にしつつ、自分なりのこだわりを取り入れてみましょう。

2-4. プロの発想力から新しい収納術を学ぶ

最後に、飲食店やオフィスビルなど業務用途での収納事例から得られるヒントも見逃せません。そうした現場の事情に応じたプロの提案やアイデアから、新しい収納術を発見できるかもしれません。リフォームは単なる「モノ」の収納だけでなく、人やサービスの動線なども考慮する必要があり、プロならではの発想が活きてきます。

3. まとめ

収納リフォームによって、美しくて機能的な住まいに生まれ変わらせることが可能です。収納スペースを確保し、モノの整理整頓がしやすくなれば、家事や生活が楽になります。さらに、オープン収納を取り入れることで、見た目の雰囲気作りにも一役買えます。今回ご紹介した事例を参考に、あなたなりの収納術を編み出して、快適な住空間を実現させましょう。 「株式会社ミライズ」は、戸建て・マンション・賃貸・ビルなどさまざまな物件の水まわりリフォームを得意としています。ユニットバス・キッチン・トイレ等の水まわり空間は、お住まいの快適性を左右する大切な場所です。給湯器交換からユニットバスリフォームまで、あらゆる水まわりのお悩みをプロの技術でスムーズに解決いたします。まずはお気軽にご相談ください。お問い合わせをお待ちしております。