収納リフォーム

収納リフォームにはどのようなメリットがある？

費用相場や注意点を解説

物が多くて収納するスペースがないと、お悩みの方もいらっしゃるでしょう。収納を増やすには収納リフォームがおすすめです。部屋がスッキリと片付いて広々とした空間ができるでしょう。ほかにも収納リフォームにはさまざまなメリットがあります。そこで今回は、収納リフォームのさまざまなメリットをご紹介します。費用相場や注意点も説明するので、ぜひ参考にしてみてください。

収納リフォームのメリットについてご紹介します。

1-1. 収納スペースが増える

収納グッズを増やすとその分部屋は狭くなります。しかし、収納リフォームでは部屋の広さを保ったまま収納が増やせます。

家によっては収納スペースが使いにくいこともあります。たとえば、押し入れの奥行きがありすぎて使いにくい、中に入れた物を把握しきれないという場合もあるでしょう。このように使いにくい収納スペースはデッドスペースになりがちです。リフォームで使いやすくすることで収納場所が増え、デッドスペースもなくなるメリットがあります。

収納スペースが増えると、家の中はスッキリします。整理整頓をされていると住み心地が良く、ストレスも溜まりにくいでしょう。また、物が少ないと必要な物もすぐに見つけられるため、時間を有効的に使えます。

収納リフォームの費用は施工場所や方法によって異なります。たとえば棚を設置する工事の費用相場は1ヶ所あたり約3万円です。キッチンに吊り戸棚を設置する場合は約10万円程度かかるでしょう。クローゼットの折り戸を引き戸に変更する場合は、約10万～15万円かかります。キッチンに床下収納をつくる場合は約30万円必要です。床下の収納をつくる場合は点検口も同時につくっておきましょう。住宅の基礎部分が確認しやすくなります。

収納リフォームの注意点について解説します。

2-1. スペースを大きめにする

収納リフォームは、将来のことを考えて大きめに計画しましょう。将来家族が増えたり、物を買い足したりするケースもあります。将来を想定し、生活空間を損なわないように場所の確保をしておきましょう。また「リフォーム後に物が収まらない」といった失敗を避けるためにも、収納する物のサイズや数を考慮して検討しましょう。将来の生活に向けた理想的な収納リフォームがイメージしにくい方は、経験豊富なプロにアドバイスをもらうのがおすすめです。

収納リフォームを行う際は、動線を妨げない収納扉の選択が大切です。また、生活動線に合わせた収納扉を選ぶために、種類ごとの特徴やメリットを理解しておくことが大切です。主に収納扉には折れ戸、引き戸、開き戸の3種類あります。折れ戸は扉をすべて開けて使用できるため、物の出し入れがしやすいメリットもあります。 しかし、扉が折れ曲がるため、扉の周辺に物が置けないことや通路の支障になる場合もあるため注意しましょう。引き戸や開き戸は開閉する際にスライドするため、生活動線を邪魔しにくいメリットがあります。ただし、扉が半分しか開けられない、レールにゴミが溜まりやすい点はデメリットといえます。扉の種類を選ぶ際は、生活動線を考慮して検討しましょう。

マンションで収納リフォームを行う場合は、構造を事前に確認しておくことが重要です。マンションの構造は、主にラーメン構造と壁式構造の2種類です。ラーメン構造は柱と梁が変形しないよう溶接などで完全に固定されています。地震による横揺れにも耐えようとする力が働きます。リフォーム時は柔軟な間取りの変更が可能です。壁式構造は壁で建物を支えている特徴があります。そのため、壁を撤去する収納フォームは制限を受ける場合もあります。マンションで収納リフォームを検討中の方は、管理会社や施工会社に相談して、構造を確認しましょう。