キッチンリフォーム

キッチンリフォームで失敗しないために！

手順や注意点をご紹介

キッチンなどの水回りは使用する頻度も高いため、家の中でも劣化しやすい場所です。そろそろキッチンリフォームをしたいという方もいらっしゃるでしょう。しかし、初めてリフォームを行う場合、どのような手順で行えば良いかわかりません。ここでは、キッチンリフォームで失敗しないために、リフォームを行う手順や注意点についてご紹介します。

1. キッチンリフォームの手順

キッチンリフォームは、次の手順で行うのが基本です。

1-1. キッチンの不満点を洗い出す

キッチンリフォームをするときは、現在使っているキッチンの不満を洗い出すことがから始めます。

これまで使ってきた中で不便を感じたり、問題に感じたりしている点をあげていきましょう。不満点を理解することで、どのようなキッチンへリフォームしたいか、具体的なプランを立てやすくなります。

1-2. キッチンの間取りやタイプを決める

不満点を洗い出したら、キッチンの間取りやタイプを決めます。キッチンの間取りやタイプは、不満点を踏まえながら家族とのコミュニケーションの取りやすさ、調理効率などを考慮し、選びましょう。

1-3. サイズや設備のレイアウトを決める

キッチンの間取りやタイプ決めたら、次はサイズや設備のレイアウトを決めます。キッチンのサイズやレイアウトを決める際、調理者にとって使いやすい収納の高さは、首の中心から約75cmの範囲です。カウンターの高さは、身長÷2＋5cmが目安です。4人家族に必要な収納量は幅180cm、高さ50cmほどが適切でしょう。作業動線を効率良くするために、コンロや冷蔵庫、シンクの3点は、2〜3歩で手が届く距離に配置するのが理想的です。

1-4. リフォーム会社に相談

キッチンのイメージが固まったら、リフォーム会社に相談します。イメージをもとに、機能性やデザイン性なども考慮したプランを提案してくれます。

2. キッチンリフォームで検討すべきポイント

キッチンリフォームで検討すべきポイントは、次の4つです。

2-1. レイアウト・動線

レイアウトや動線は、キッチンリフォームにおいてしっかり検討すべきポイントです。

キッチン内でスムーズに動けるように、冷蔵庫からシンクまでの距離、ダイニングへの動線を何度も確認することが大切です。

2-2. デザイン

デザイン性も、しっかり検討しなければなりません。好みのデザインにすると、気分も上がって楽しく料理できます。

2-3. 素材

キッチンリフォームでは、素材も検討すべきポイントです。キッチンは水や油などで汚れがつきやすいため、掃除しやすい素材を選ぶとお手入れが楽です。ショールームを訪れ、実際の素材を見て確かめてみると良いでしょう。

2-4. 湿気・換気対策

キッチンの湿気や換気対策が不十分だと、料理中に発生した煙や臭いがキッチン内にこもってしまいます。また、水蒸気も発生するため、湿気が溜まることもあります。そのため、しっかり空気が循環するよう、湿気・換気対策を検討することも大切です。

3. キッチンリフォームの注意点

キッチンリフォームの注意点は、次の4つがあげられます。

3-1. メインで料理する人の高さに合わせる

キッチンのカウンターや収納の高さは、身長に合わせて決めるのが基本です。

家族それぞれ身長は異なりますが、メインで料理する人の高さに合わせると良いでしょう。高さが合わないと、日常的に体に負担をかけ、腰痛や肩こりを引き起こす可能性があります。

3-2. システムキッチンのサイズ・形に気をつける

システムキッチンのサイズや形が変わると、給排水設備の移動や壁・床の内装工事が必要になることがあります。小さくする場合は隠れていた部分の工事が必要で、サイズアップにすると設置が難しい場合もあります。また、L型キッチンはコーナーがデッドスペースになりやすいので、使い方に工夫しなければなりません。

3-3. 飽きのこないデザインにする

リフォームしたら、その後10～20年使い続けることになります。そのため、飽きのこないデザインを選ぶことも大切です。家族みんなが満足できるデザインであるとともに、家具や調理器具と調和するデザインにすると良いでしょう。

3-4. 使いやすい動線

キッチン内で動きやすいように、調理中によく移動する場所への距離の近さと通路幅に注意しましょう。通路幅は、90〜110cmが目安です。冷蔵庫や家電、ダイニングテーブル、食器戸棚、ゴミ箱への動線をスムーズに保つことが重要です。また、収納を開けたときの通路幅も考慮し、扉や引き出しを開けたときに窮屈にならないかどうかも確認しましょう。